aaes's blog

浅間・吾妻エコツーリズム協会のスタッフによりエコツアー/自然体験イベント/ものづくり/セミナー・講習会/その他サービス事業を紹介しています。

絶好の展望 春の日差しの烏帽子岳スノーシュー・ツアー

3月30日にエコツアー「烏帽子岳スノーシュー」にS様をご案内させていただきました。

 

烏帽子岳スノーシュー 浅間・吾妻エコツーリズム協会

 

S様は天候を見計らって本日指定のご予約、地上付近にモヤがかかる春の晴天です。

だいぶ雪も落ち着いて朝方はスノーシューなしでも歩く事が出来ます。

 

f:id:akagi39:20150407080708j:plain

  

湯の丸山を巻くように進むと烏帽子岳が見えてきました。

これは素晴らしい天気で、山頂稜線からの展望が大いに期待できます。

 

f:id:akagi39:20150407080741j:plain

 

山頂への斜面が硬い場合を想定して、手前の安全な樹林内で転倒しない為の歩き方と万一転倒した際の滑落の止め方をレクチャします。

基本動作を覚えておけば歩行の安全性が高まるとともに安心感から身体が硬くならずに動かせる為にスピーディに行程を進められ、ゆっくり展望楽しむ余裕が生まれます。

 

f:id:akagi39:20150407080814j:plain

  

さあ山頂に向けて急斜面の登りです。

硬い雪の上に日射しで緩んだ雪が載っている為にスノーシューではスリップしてしまう為に途中からツボ足で登ることとしました。これは下りが怖いかな?

 

f:id:akagi39:20150407080903j:plain

  

樹林内でレクチャしたキックステップの技術で急斜面を突破、もうすぐ稜線です。

 

f:id:akagi39:20150407080938j:plain

  

稜線に飛び出すと眼前には北アルプスから中央、南、富士山までが手に届きそうです。

うぅーん、これは素晴らしい景色です。

 

f:id:akagi39:20150407081011j:plain

  

山頂に向けて稜線を北に向かうと、草津・万座・志賀・四阿山エリアがこっちにも来て歩いてよと呼んでいるようです。

 

f:id:akagi39:20150407081041j:plain

 

山頂に到着です。

360°に広がる展望、手持ちの広域地図でも範囲が足りません。

北に見える山裾は日本海、南に見える山裾は太平洋、東には関東方面、西には北アルプスの先に剣・立山が見えているのです。

しばし立ち尽くしてしまう素晴らしさです。 私はここにいるぞー!っと叫びたくなります。

 

f:id:akagi39:20150407081117j:plain

 

大展望の山頂でランチを十分楽しんだら今度は雪山ならではのお楽しみを。

登りはキツかった斜面もお尻滑りなら楽しくスピーディーに下れます。

スピードの出過ぎを警戒し、ストックをブレーキに使う方法をレクチャしてスタート!

自分でスピード・コントロールしながら滑れるので安心してチャレンジできます。

傾斜が減ってきたら歩行ですが、重心移動に気を配ってのキックステップをマスター出来れば楽しさ倍増ですよ。

 

f:id:akagi39:20150407081152j:plain

  

雪山の歩行・移動の色々な技術を駆使しての今日の行程はそろそろ終了です。

春の陽気に雪消えも加速して、今年の雪山シーズンもそろそろ終了間際です。

心地よい疲労感に包まれながら来シーズンの事を思い描きながら帰路を急ぎました。

 

f:id:akagi39:20150407081219j:plain

 

今回、裏地付きの冬用ヤッケを着用していたS様は春の日射しの強さに汗を多くかかれたようです。

3月中旬位からのツアーでは遮光と放熱性を良くできる服装を準備する事に加え、飲料水も多めに持つ事をお勧めします。

 

烏帽子岳スノーシュー 浅間・吾妻エコツーリズム協会


ツアー実施日:2015年3月30日

ガイド担当:小池 寛喜

雨雲を警戒しながらの緊張するナイフリッジの四阿山

3月29日にエコツアー「四阿山スノーシュー・パルコール嬬恋ゴンドラ使用往復コース」にO様、S様をご案内させていただきました。

四阿山スノーシュー登山(パルコール嬬恋ゴンドラ使用)ガイドのご案内 浅間・吾妻エコツーリズム協会

2月にスノーシューを初体験、続いてはアイゼンを履けるコースとして四阿山を指定してくる積極的なお二人です。この日に向けて用具も準備したとのこと。

その心意気に、時間の許す限り私の知識をお伝えさせていただきます。

 

f:id:akagi39:20150407074523j:plain

 

まずお二人は山岳域でオールマイティに使用できる輪かんを持ち込み着用。

本日の様な残雪期には軽快です。 (1~3月上旬の深雪期はスノーシューが強いです)

 

f:id:akagi39:20150407074553j:plain

 

本日の天気予報は曇りのち雨、四阿山のナイフリッジが見える頃には全天雲になってきています。

樹林内で風も無くしっとりとした空気に汗も滲むので薄着で飛ばしてきました。

ここまでは余裕で来ています。では休憩もそこそこに先を急ぎますよ。

 

f:id:akagi39:20150407074619j:plain

  

先ほど見えていた急斜面に差し掛かった所で輪かんからアイゼンに変更です。

右手にはピッケル、左手には短めに調整したストックを持ちバランス補助として歩きます。

ナイフリッジの歩行など危険個所を通過する際にはザックを下す余裕が無い事も考えられます。気象の変化で風が出れば体温を奪われ行動能力の著しい低下も懸念されるので事前にヤッケも着用します。

本日は先行者のトレースがありステップも安定しています。カッティングの必要は無いですが、慎重に前後しながら歩きます。用具の使い方もレクチャしながらです。

では、いざチャレンジ! 

 

f:id:akagi39:20150407074645j:plain

  

f:id:akagi39:20150407074715j:plain

 

基本の足運び、ピッケルを支点とする急斜面の攻略、ストックの補助が飲み込んでもらえたら視界の中に入る急斜面に臆する自分の気持ちを制御して前進しなければなりません。

まだ風は出てきていません、ナイフリッジも安定して立てますよ。

しかし怖いと思う自分の気持ちが大切、無理は禁物! 対処法をすぐフォローしますので先に歩いてください。ちょっとスパルタ教育でしたでしょうか...(汗)

 

f:id:akagi39:20150407074747j:plain

  

おや!? 立ち止まっているようですね。

すぐ駆けつけると、脚が前に出ない、とのコメント。 これ!これが非常に大事なのです!

危険を感じたらまず立ち止まり考える。怖さを感じた身体は柔軟性が低下し思わぬ転倒の引き金になるのです。

無理もありません、初めてのアイゼン歩行で靴の幅とちょっとしかないナイフリッジの上です。眼下に広がる数百メートルの雪斜面の下まで吸い込まれそうになる恐怖がその場にあるのですから。

  

f:id:akagi39:20150407074830j:plain

  

雪の状況、一歩の置き方、バランスの保持をひとつひとつ再確認しながらチャレンジできる自分を取り戻して再スタート。

やったー! 山頂を踏めました! 

 

f:id:akagi39:20150407074913j:plain

 

天候は何とか登頂を許してくれましたがすでに展望は利きません。

しかも浅間山に雪雲がかかっています、もう1時間しないうちにここも包まれます。

休憩は無し、証拠写真を撮ったら急いで安全地帯まで逃げましょう!

下降時の注意点、用具の操作をレクチャしながらダッシュダッシュ!

 

f:id:akagi39:20150407074952j:plain

  

安全地帯に到着する直前に雪雲に包まれてしまいましたが無事切り抜けました。

登りで脚が前に出なかった場所は下りでは一層恐怖が増すものですが難なく通過。

ほんの少しのレクチャがあっただけで自分自身の幅を大きく広げられたようです。

さすが社会の重要な部分を担われているお二人です。タフネスに感服しました。

 

f:id:akagi39:20150407075020j:plain

 

帰路は遠望の利かない樹林と湿った雪の中を登頂の喜びを噛みしめながら黙々と歩いてきました。

雨雪雲に追い立てられながら、のんびりできる時間も無く補給食も最小限でロープウェイ駅までたどり着き、遅いお昼とティータイムで緊張を解きほぐしたら明日へ向けて気持ちを切り替えていきます。

駐車場へ戻ると雪ではなく雨粒が落ちています。山頂は完全に雲の中です。

 

f:id:akagi39:20150407075055j:plain

 

今日も無事にご案内が出来ました。

自慢の大展望を楽しんでもらえなかった事が非常に心残りですが、お客様の求めていた部分をある程度はご提供できたのではないか?次にはどんな事をご提供できるか?を考えながら帰途に着きました。

 

四阿山スノーシュー登山(パルコール嬬恋ゴンドラ使用)ガイドのご案内 浅間・吾妻エコツーリズム協会

 

ツアー実施日:2015年3月29日

ガイド担当:小池 寛喜(記)

春の日差しの本白根で大展望とプチ・アドベンチャーを楽しむ

今日はエコツアー「本白根山とお釜めぐりスノーシュー」に、山梨県のI様ご夫妻をご案内させていただきました。

 

本白根山とお釜めぐりスノーシュー 浅間・吾妻エコツーリズム協会

 

本日は気温上昇し風も穏やかな晴れ間が広がり、横坂ガイドもアシスタントに付いて楽しさ倍増の予感。

まずはロープウェイから展望リフトへ乗り換えるためにゲレンデ内を少々歩きます。

 

f:id:akagi39:20150407065820j:plain

 

リフトを降り立ちスノーシューを装着して本日のコースに立つとしっかりとしたトレースが残っている。本格的な春に向かっているここ数日は降雪が無く、モンスターは姿を消し、雪は沈降して歩き易くなっている。

 

 f:id:akagi39:20150407065845j:plain

  

雪庇を抱いた尾根道は展望が良いのですが進行方向左側の火口跡の斜面は急ですよ、春先の雪面にはクレバスもあります、足元を注意して!

 

f:id:akagi39:20150407071914j:plain

  

ひと汗かきながら登ると草津白根山の最高峰、本白根山の標高2,171mに到着です。

山頂には過ごし易い陽気を利用して沢山のお客様がいらっしゃいました。

本日の天気予報は午後から夜には雨、そろそろ薄く雲が広がり始めてきましたよ。

絶好の展望を楽しんだら先を急ぎましょうか。

 

 f:id:akagi39:20150407072053j:plain

 

最高峰からの下降は雪が安定していたのでお尻滑りを楽しみます。

私達だけこんなに楽しんじゃっていいのかしら~!?

  

f:id:akagi39:20150407072228j:plain

  

お釜の底まで滑り降りたら雪の量が気になりました。ちょっと測ってみましょう。

ゾンデ棒をぷすぷすぷすっと差し込むと、あれあれ?こんなに入っちゃいました。

 

f:id:akagi39:20150407072311j:plain

  

ここまで入ったと押えながら抜き出してみましたが全く届きません。

雪はあそこの線まであったよ! これはすごいや! パシャり。

 

f:id:akagi39:20150407072342j:plain

  

先ほどお尻滑りした斜面をバックにたっぷりの雪をたたえたお釜の底を気ままなお散歩。

 

f:id:akagi39:20150407072429j:plain

  

展望所への登りでは夏の遊歩道が露出しておりスノーシューを脱いで歩きました。

少し厚くなりかけた雲は予想と裏腹に途切れてきて日射しと大展望を再び提供です。

こんなに風の弱い展望所は珍しいです。せっかくですから大展望を楽しみながらゆっくり昼食にしましょう。

 

f:id:akagi39:20150407072509j:plain

  

f:id:akagi39:20150407081747j:plain


回復した天気はまだまだ持ちそうです。ならばこの先の行程は遊びも入れちゃう?

まずはガイドが積雪の安定性をチェック、今日は表層雪崩の心配は無いですね。

では、鏡池火口へ向けてお尻滑り第2弾行っちゃいましょう!

思い切り滑れるようにスノーシューは外してストックは高く持ち上げて~、それっ!

ここは雪が深いですが急斜面なのでかき分ける様にしてスルスルと進みます。

 

f:id:akagi39:20150407072555j:plain

 
f:id:akagi39:20150407072647j:plain

 

斜度が減ってくると雪の深さゆえ止まってしまいますが、まっさらな雪面に自分の足跡を刻むのは爽快です。

 

f:id:akagi39:20150407072852j:plain

    

もう斜度が無いので歩いて下降しながら振り返ると、まだまだスルスルと滑っています。

上手いもんですね~ 

 

f:id:akagi39:20150407072941j:plain

  

おぉーっ!? 今度はピッケルを使ってカチカチの急斜面を登り返すのか!?

 

f:id:akagi39:20150407073014j:plain

  

いえいえ危険すぎます! これは氷化した雪面が薄青くなった鏡池でのお遊び。

まずは姿勢を作って、カメラを傾けて撮ったら、さぁどんな画になるかな?

 

f:id:akagi39:20150407073100j:plain

  

鏡池でのお遊びをしたら外輪山の一番低い所から登り返すのですが、もうひとつお遊びを入れながらにしました。

見下ろす左手側の急斜面をまっすぐ登りあげてみました。


f:id:akagi39:20150407082030j:plain

ふかふかではない春の雪はスノーシューを踏み込む事が出来ずにスリップし易くなります。

その様な場合にはスノーシューを脱ぎ、自分の足(靴)で雪にステップを作りながら一歩一歩前進していきます。滑落には注意ですよー!

f:id:akagi39:20150407082100j:plain

尾根に上がる部分は雪庇が出来ているので弱点を突いてとなりますが、雪庇自体の崩壊や付近に発生するクレバスへの転落など危険な要素が満載です。

安全を見極められない場合には近付く事でさえ避けなければなりません。

  

f:id:akagi39:20150407073142j:plain

   

身軽になって遊んだ鏡池火口を見下ろしながらお茶を楽しんでから帰路に着きます。

横坂ガイドの用具説明に真剣に聞き入るお二人、ふむふむ参考になる。

 

f:id:akagi39:20150407073209j:plain

  

一度ゲレンデに出てから再び雰囲気の良い樹林内を下ります。

ロープウェイ+リフトの周遊券は下りのリフトにも乗れるのですが、しっかり晴れ渡った本日は歩いた方が楽しめます。 

 

f:id:akagi39:20150407073242j:plain

 
f:id:akagi39:20150407073335j:plain


傾斜が無くなり広くなると本日の行程も終了間近です。

それにしても朝の天気予報が良い方向に変わったのはアツアツのお二人の影響!?

 

f:id:akagi39:20150407073536j:plain

  

無事ロープウェイ山頂駅に到着です。

今度はスキーも合わせて楽しんでみたら草津の素晴らしさが倍増しますよ。

また来たいね、の言葉が最高のご褒美です。 I様、ありがとうございました。

 

f:id:akagi39:20150407073604j:plain

 

本白根山とお釜めぐりスノーシュー 浅間・吾妻エコツーリズム協会

 

ツアー実施日:2015年3月28日
ガイド担当:小池 寛喜(記)
アシスタント:横坂敏行

常布の滝、蟻の戸渡りのんびりスノーシュー

 

今日は2名のお客様を二組、混合グループで草津スノーシューコースにご案内です。


常布の滝遠望と蟻の塔渡り スノーシューhttp://ecotourism.or.jp/snowshoe/kusatsu_jouhunotaki01/index.html


f:id:akagi39:20150325142607j:plain


いい感じのミズナラ巨木ですね。

 

 

f:id:akagi39:20150325142647j:plain


楽しそうな斜面と、感じのいい林があったので、遊びながら降りてみました!



f:id:akagi39:20150325142724j:plain


つららで遊んでみる! まずそうなつららなので、食用には不向きです!!


f:id:akagi39:20150325142805j:plain

 

f:id:akagi39:20150325142821j:plain

 

ぽかぽか陽気の中、常布の滝が見れる地点で昼食にしました。


f:id:akagi39:20150325142909j:plain


時代を感じる看板を発見しました。


f:id:akagi39:20150325142953j:plain


蟻の塔渡 通過は慎重に!


f:id:akagi39:20150325143023j:plain

 

広い場所で最後のお茶タイムです。


f:id:akagi39:20150325143101j:plain

 

最後の出口で一遊び! 今度はショベルで滑ってみました!

 

ガイド/大川武史

風がない日の本白根山

今日は東京都からのお二人様を本白根山スノーシューにご案内です。

白根山とお釜めぐり スノーシューhttp://ecotourism.or.jp/snowshoe/kusatsu_motoshirane01/index.html



f:id:akagi39:20150325135946j:plain


あいにく、曇りと雪が交互になる天気だったのですが、不思議なことに全く風がありません。


f:id:akagi39:20150325140109j:plain

 

ヒップそりをご持参。いろんなところで尻すべり遊びをしました。


f:id:akagi39:20150325140247j:plain


風のない本白根山展望所。この時期、この場所でお昼を食べられるなんて奇跡的です…


f:id:akagi39:20150325140457j:plain


f:id:akagi39:20150325140512j:plain

f:id:akagi39:20150325140527j:plain


無人の鏡池に降り立つ…いや、よく考えるとどこも私たちだけでした!

f:id:akagi39:20150325140709j:plain

f:id:akagi39:20150325140727j:plain

 

最後に、森の中でカフェタイム。

幻想的な霧の森の中、童心に帰って遊んでいただきました。
私も楽しくガイドさせていただきました。感謝いたします。

また次回、お待ちしております。


ガイド/大川武史


冬の晴天を引き当てた 「黒斑山スノーシュー」 ツアー

3月2日にエコツアー「黒斑山スノーシュー」にS様をご案内させていただきました。

黒斑山スノーシュー
http://ecotourism.or.jp/snowshoe/asama_kurohu01/index.html

 

f:id:akagi39:20150325143928p:plain


前日は降雪、当日朝は強い風が残っていました。

軽井沢にいらっしゃるお客様をピックアップに向かうと県道の信号が消えているではありませんか!

原因は中部電力管内で生じた送電線トラブル、お客様も朝の出発準備中の出来事にびっくりされていたようですが無事出発できました。
 

登山口となる車坂峠までは急坂の圧雪路となっており、4WD車でも慎重な運転が必要ですが積雪の少ないエリアで地元ガイドの車にピックアップしてもらえば安心です。
 

本日は移動性高気圧が広がる予想の中、まだ風が強く雪煙が舞う高峰高原ホテルの駐車場に車を停め出発準備を整えます。
 

道路を横断し登山口の看板前に立つと吹き飛ばされそうな強烈な風で、スノーシューを装着するわずかな時間でもあっという間に体温が奪われ、この先が思いやられます。

ではヤッケのフードを被って、いざ出発! 

 

f:id:akagi39:20150325144154j:plain

 

強い風にうねる樹林内の雪面をラッセルで進んでいくと間もなく車坂山。

風も徐々に弱くなり青空と展望が広がってきました。

 

S様の天気の読みはドンピシャリ!

本日を指定されるとは流石です。


f:id:akagi39:20150325144520j:plain

 

今年は比較的雪が多く、登山道が底上げされている事に加え、樹林帯では昨日の雪が枝先に付着して垂れ下がっており、潜ったり避けたりで中々ラッセルも大変ですが後続の3人パーティが追い付きラッセルを交代しながら進みます。


f:id:akagi39:20150325144554j:plain

 

美しい樹氷の中、順調に高度を稼いでいきます。

表コースは傾斜の比較的きつい部分もあり硬い雪面が出ているとスリップする事もあります。

周囲の展望は良いのですが、下山時にはスノーシューでは歩きずらいかもしれません。


f:id:akagi39:20150325144627j:plain

 

コース途中でツリーホールに吸い込まれて脱出に四苦八苦したりしながらも頑張ってここまで進んできました。

 

眼前の展望が広がり、浅間山が目前に現れると気持ちも昂ります。


f:id:akagi39:20150325144651j:plain 

素晴らしい景色に目を奪われます。

 

昨日の降雪で真っ白な斜面と樹氷、そして青空。

 

この感動を伝えたいからシャッターを何度も切りたくなります。


f:id:akagi39:20150325144712j:plain

 

やっと黒斑山の頂上に立ちました。

山頂からの景色はまた格別です。

 

本日は積雪の影響で計画から遅れること約1時間となりましたが頑張りました。

街の生活では味わえないスリルもあります。

だからこそ得られる感動があります。


f:id:akagi39:20150325144754j:plain

 

帰路は新雪の下にあるアイスバーンでのスリップを警戒してスノーシューからアイゼンに履き替え下降します。

 

アイゼンを履いている場合にはペタペタと足を置くように歩きます。

靴裏に着けた爪を自分の靴や服、雪面に引っ掛けると思わぬ転倒の原因となるので慎重に歩きます。


f:id:akagi39:20150325144818j:plain

 

登りで予定時刻より遅れている事もあり下山は樹林内の中コースを選択しました。

こちらを往復した方々のトレースがあり歩きは楽チンでした。

しかし雪の被った枝の間を潜りながら歩くのは腰が痛くなります。 

 

この先傾斜が緩くなり沢を渡ってほどなくで出発地点の高峰高原ホテルに到着です。

無事に山から帰ったことを家で待つご家族に報告してホッと一安心です。

 

帰路、軽井沢までお送りする車中ではS様といろいろお話させていただきました。

雪山の素晴らしさや危険、登山の際の仲間の大切さなどなど時間が足りない位でした。

 

素敵な景色を楽しむ為にと日々のトレーニングもされているS様、これからもっと素晴らしい時間を味わっていかれるのだろうと確信しました。

 

ツアー実施日:2015年3月2日
ガイド担当:小池 寛喜

 
黒斑山スノーシュー
http://ecotourism.or.jp/snowshoe/asama_kurohu01/index.html

ピーカン!晴れ男はどなた?烏帽子岳スノーシュー

2月21日(土)はダンディーなおにー様三人様と烏帽子岳スノーシュートレッキング


烏帽子岳スノーシュー
http://ecotourism.or.jp/snowshoe/asama_eboshi01/index.html

 

埼玉県よりお越しいただきました。


f:id:akagi39:20150325123644j:plain


前日の天気とはうって変わってのピーカン晴れ。晴れ男は誰でしょう(笑)

 

f:id:akagi39:20150325123700j:plain

f:id:akagi39:20150325123852j:plain

 

f:id:akagi39:20150325123718j:plain

皆さん初めてのスノーシューとは思えないいいペースで冬山を体験してくれました!


f:id:akagi39:20150325123746j:plain

f:id:akagi39:20150325123809j:plain


稜線と頂上からはアルプスどかーん最高の景色をみていただけてとってもよかったです♪


f:id:akagi39:20150325123835j:plain

また次回、お待ちしております!


ガイド/市川勇気